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「SESSA中小企業医療機器開発ネットワーク」は、
大阪医科大学 一般・消化器外科 助教 田代圭太郎先生と、
関西大学システム理工学部 機械工学科 教授 青柳誠司先生との共同研究により、
新たに試作粘膜下層局注針を開発しました。

2014年12月に開催された日本内視鏡外科学会総会の産学連携セッションを
きっかけとして始まった医工連携・産学連携の共同研究プロジェクトで、
2017年12月9日(土)に日本内視鏡外科学会総会にて、大阪医科大学 田代先生から、
試作粘膜下層局注針について発表がありました。

<試作粘膜下層局注針の特徴と狙い>
【粘膜下層への確実な局注】
・内視鏡局注針に粘膜を把持する機能を設けたことで、
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)や、内視鏡的点墨法において、
薬液などを確実に粘膜下層へと局注することができます。

【粘膜把持部】
・特殊構造の粘膜把持部により、粘膜のみを手繰り寄せることができ、
穿刺のための粘膜下層の領域を確保することができます。

【簡単操作】
・従来、術者のスキルによるところが大きかった粘膜下層の局注において、
粘膜を把持した上で針を穿刺するだけで、容易に粘膜下層に薬液を局注することができます。

今後、医療機器メーカーと協業による製品化に向けた開発を進めていきたいと考えています。
なお、本共同研究の財源として、内視鏡医学研究振興財団様の研究助成金と大阪医科大学様の
学内グラントを利用させて頂いています。

※医薬品医療機器等法未承認の為、販売・授与できません。

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