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2016「SESSA中小企業医療機器開発ネットワーク」は、
先端部の外径がφ0.7mmの世界最細径の超微細粒ステンレス鋼製内視鏡用鉗子を開発しました。

この鉗子のために新しく考案した構造(特許申請中)と、通常のステンレス鋼の3倍の強度を持つ
超微細粒ステンレス鋼をベースとして、中小ものづくり企業の技術を活かした精密部品加工や精密組立により、
φ0.7への細径化とスムーズな動作を実現しました。

この鉗子に使用しているコイルシースは、通常は別部品を溶接した上で鉗子として組立ますが、
(株)ミクロ発條の精密コイル技術を活かし、長いコイルシースの一部を異形とすることで
別部品の溶接を不要とし組立を簡易化しています。

 

組立は、(株)松一の資格認定制度の認定を受けた作業者が行いました。

また(株)ナノ・グレインズは、この処置具の設計と、材料(超微細粒ステンレス鋼)を担当しました。

この鉗子を用いることで、これまでの鉗子では到達できなかった細い管腔臓器における癌の確定診断ができるようになります。

 

この試作品は、11月14日(月)~11月17日(木)にドイツのデュッセルドルフで開催される
世界最大の医療機器製造展「COMPAMED 2016」のSESSAブース(8b-D03)で展示する予定です。

 

またこれらの試作や「COMPAMED 2016」への出展は、経済産業省の補助金「JAPANブランド育成支援事業」
(補助申請者:長野県中小企業団体中央会)を利用しています。

 

今後は、今回、技術確立したものづくり技術を使って、新たな医療機器ビジネスの確立を目指す予定です。

※医薬品医療機器等法未承認の為、販売・授与できません。

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